高島平団地を見てきた。
高島平といえば、1970年代を代表する中高層の巨大な団地。
高度成長期の象徴で確かウルトラマンシリーズのロケ地にも使われていたけれど、現在、築40年を超えて周囲も建物も落着いた佇まいとなっていた。
今回訪れた主目的は、「ゆいま〜る高島平」*1(サービス付高齢者向け住宅)(以下サ高住)の見学。
UR高島平団地は、全部で8,287戸あるとのことだけれど、そこに約45m2程度のサ高住が35戸 ”入り込んで” いる。(勿論バリアフリーに改修されている)
ゆいま〜る高島平の試みがユニークな点は、分散してサ高住があること。
具体的には、1棟(121戸)の住棟に35戸のサ高住が『分散』して入っている。つまり廊下を歩いていると、普通の住戸→普通の住戸→たまにサ高住→また普通の住戸→普通の住戸→→みたいな感じである。
サ高住がモザイク状になるのは理由があって、空きが出た住戸を順次サ高住に改修したので。
でも、時間をかけて改修するのはとても現実的だし、いろいろな年齢層が混じるのはこれからの住まい方のヒントになる。
いつか、高齢者の空間を設計してみたい。
*1サービス付高齢者向け住宅(サ高住)
高齢者住まい法の基準により登録さている、介護・医療と連携し、高齢者を支えるサービスを提供するバリアフリー構造の住宅。
画:hiromichi yasuda