もう既に多くの人が見ていてその感想を伝えているけれど、先日、遅ればせながらぎふメディアコスモス(岐阜市立中央図書館)を見てきた。
いろんな人が感想を述べてるから、そのすばらしさについて改めて言う事も無いけれど、蛇足ながら感想を一つ・・・・
今回、1歳半の子供を連れて行った。
2階に上がると、そこはワンルームで視界が遠くまで覗むスペース。あちらこちらにお椀を逆さににたような傘(グローブ)がある。
そのグローブの一つ「児童のグローブ」で子供が楽しく遊んだ。カーペットの床が起伏になっていて登ったり降りたり或は寝転んだりと、自然に体が動きだすような場所となっている。
子供の行動は正直なもので、気持ちの良い場所では親の手を振り払って勝手に走り出す。(反対に、疲れていたり気持ちの良くない環境では、抱っこをせがむのだけれど・・)
そこが気持ちの良い環境か、そうでないか?は、子供の行動を見ているとすぐ解る。
もう誰も覚えていないだろうけれど、30年ほど昔、建築空間の評価軸として「気持ちの良さ」を重視した伊東さんに対して、建築界の一部で少し議論になった。今では、当然のことで議論にもならないけれど。
長い年月をかけて、身体の快適性を探っていた伊東さんに改めて感心する。