心地よい一日  2017/10/25

WEB同人誌「好・信・楽」でエッセイが掲載された

WEB同人誌「好・信・楽」で、エッセイが掲載された。

「池田塾」という小林秀雄を学ぶ塾がある。
池田雅延氏と茂木健一郎氏が中心の、高等な寺子屋のような塾である。
塾頭の池田雅延氏は、新潮社の編集者だった方で晩年の小林秀雄の担当だった。その思想だけでなく小林の人となりを深く知る方。
塾頭補佐の茂木健一郎氏は、TVや著作で有名な脳科学者で、小林秀雄の思想には高い関心を持っている。

(ちなみに、[小林秀雄]は今の人は馴染が薄いかもしれないけれど、昭和時代には国語の教科書にその文章が必ず出ていたし、入試で頻繁に使われていたし、日本最大の批評家で、人生哲学者で、小林が居たから(恥ずかしくて)文章が書けなかったという人が何人も居たと言われるくらいの文学界の巨人で、いろいろな意味ですごい人です)

昨年から池田塾に参加するようになり、「本居宣長」(小林秀雄著作)をテキストにして小林秀雄の生き方、思想を学んでいる。
(毎月1回、小林秀雄が暮らした鎌倉の家で行われている)

池田塾では、WEB同人誌「好・信・楽」を発行しているのだけれど、そこで建築についてのエッセイを書いた。
丹下健三(*1)の「美しきもののみ機能的である」という言葉が何を意味していたか?について本居宣長の思想を基に考察したものだ。

(WEB同人誌「好・信・楽」11月号)

WEBではあるけれど、人文系のフィールド(建築系専門誌以外)で初めて書いたので、建築の門外漢が読んでも理解出来るような、(でも建築の専門家が読んでも納得してもらえるような)そんな文章を目指した。
読んでもらえると嬉しいです。

http://kobayashihideo.jp/
*1 丹下健三
1913年生まれ。建築家。
「美しいもののみ機能的である」『人間と建築-デザインのおぼえがき』

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA