東京電機大学でやっている設計課題は、住宅を[車椅子生活者]の為にリノベーションする、というもの。
ちなみに、以前このブログでも紹介した。
先日、その課題に先立って、学生と一緒に福祉機器研究がご専門の鈴木真先生のレクチャーを聴いた。
とても面白いレクチャーだったのでサワリだけ紹介します。
ハンディキャップを負った人が日常生活を送る為の「人」と「環境」の関係は、[図1]のように整理出来る。
[環境が要求するレベル]⇄[個人が実行可能なレベル]の相互関係は、
1)ユニバーサルデザイン
・・・社会状況を改善する。(環境が個人に寄り添う)
2)ハンディキャップを持つ個人の能力アップ
・・・医療・訓練(リハビリ)・教育。(個人が環境に対応する)
ここで重要なのは、「個人の能力」に応じた「空間デザイン」であること。
ユニバーサルデザインに限らず、これからの空間デザインのヒントになりそうなので、少し勉強しよう・・・と思った。