建設現場で、カンナをかける大工さんはほとんど見かけなくなった。
子供の頃は、当たり前のように大工さんがカンナをかけていたのだけれど。
ところで、何故、カンナをかけるのかご存知か?
木の太さを調整するため?
ま、それもあるけど大きな理由ではない。
木は、カンナをかけると、見違えるように艶が出る。
触ったら、ツルッツル。
ということは、見栄えのため?
勿論それもある・・が数ある理由の一つ。
実は、カンナをかけた木材は、塗装がのらないのはご存知だろうか。
表面で塗料が弾いてしまうからだ。
カンナをかける理由の一つに、水を弾く事、つまり木の保護膜を作っているのだ。
つまり水を浸透させないことで、木材の「耐久性」を向上させているのだ。