設計をする時、どんな建物でも必ず悩む事がある。
それは「インテリアと外観の大小」問題。
どういう事か?
インテリアは一般的に広く要求される事が多い。要望を聞いているとどんどん広くなる。予算も考えずに、どんどんどんどん。
他方、外観は、お施主さんからの要望があっても無くても、大きくならないように配慮している。
お隣さんとの関係もあるのだけれど、敷地パンパンに建物を建ててしまったら、通風、採光、音の問題で、自分にとってもお隣さんにとってもマイナスになる。
つまり、部屋は大きく、建物は小さく・・・・これを僕は「インテリアと外観の大小」問題と命名している。
その矛盾を解決するのが「設計術」。
人間だってそうでしょ?
懐や器は大きくて頼りがいがあって、でも他人に対しては謙虚な人・・・っていいじゃないですか?
僕は、そんな[建築をめざして]いる。