ときにわオフィス
(建築家3人のシェアオフィス)

古材を活かしたリノベーション

これは、横浜市常盤町でリノベーションしたオフィスです。

このオフィスは建築家3人(安田博道・石丸由美子・干場弓子)のシェアオフィスで、設計も共同でしています。

築60年以上の鉄筋コンクリート造の集合住宅で、2K(2室+キッチン)の住戸を、オフィスにリノベーションしました。改装前は和室が2室(6畳+4.5畳)の続き間で、オフィスとして使用するには使い勝手が悪いので建具や壁を取り払ってワンルームにしました。

 

古材を残して元の和室のスケール感を表現

ただ、既存の内装壁等全て取り去って躯体(コンクリートの構造体)に戻した後、新たにインテリアを作るのでは、通常のリノベーション(あるいは新築)と変わらない内装になってしまいます。

そこで、私達は、部屋を仕切っていた柱、鴨居、など、木造フレームの部分と、壁を剥ぎ取った際のキズリ(壁を止めるルーバー状の木下地)を残すことで、元々あった和室のスケール感と木の質感を表現しました。

 

古材を残す事で、新築には無い味わいを感じる事が出来ます。使用感のある、どこか懐かしい、親しみのあるスペースになりました。

 

室内の中央には、大きなテーブル(2.4m×1.2m×2枚)を設置して、作業スペースとしています。(広いテーブルは、使い勝手があり、例えばパーティーでは、食卓テーブルに変わります。) 大きなテーブルで、デスクワークをして、背後の壁には本棚・収納棚を設置しています。

 

施工者とのコラボレーションで生まれた空間

施工は、nitehi waorksさんにお願いしましたが、通常の設計者—施工者の関係ではなく、解体時からいろいろな提案をして頂きました。本棚や床の仕様、キズリを残す事など、nitehi waorksさんのアイデアによるところが大きいです。 設計者(3人)と施工者のコラボレーションによって、生まれた空間と言えます。

 

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どうぞ、じっくりご検討ください。

ときにわオフィス
ときにわオフィス
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ときにわオフィス
ときにわオフィス
ときにわオフィス
ズバリ! 古材を活かしたリノベーション
   
場  所 横浜市中区常盤町
構  造 鉄筋コンクリート造4階(3階内装)
規  模 床面積 38.00㎡
PHOTO: takeshi goto