トップライトのあるキッチン
これは2016年黄金町バザールに出展した作品です。(イシマル建築設計室と共同出展)
アーティストが共同で使えるキッチンへの改装
横浜市中区黄金町エリアでは、違法の飲食店が点在し、2008年より、アートによるまちの再生に取組むNPO法人黄金町エリアマネジメントセンター(以下エリマネ)が主催するアートフェスティバル(黄金町バザール)が行われています。
クライアントである[エリマネ]からは、木造2階建ての建物のインテリアを黄金町のアーティストが共同で使えるキッチンに改装して欲しいとの依頼がありました。 同時にそれは「黄金町バザール2016」の出展作品になるとの話でした。
屋根に穴を空け、トップライトにすることを提案
私達は建物を見た時に感じたのはインテリアが「暗い」ことでした。そこで、思い切って屋根に穴を空けて、トップライトにする事を提案しました。
収納のサインを作り、共同で管理しやすいキッチンに
次に、共同キッチンであるからには、不特定多数の人達が使うキッチンとなります。その為には収納棚は、中に何が入っているか解る必要があるでしょう。そうしないと、使い方が煩雑になってしまいます。しかし、透明な引出しにすると、棚の中の煩雑な様子が見えてしまい、楽しく食事をするには相応しくないと考えました。
そこで、ステンレスで仕上げた引出しを食器や調理小物等を象って、収納のサインとしました。その結果、引出しの中に何が入っているか解るだけでなく、片付けの際にも、厨房用品が納まるべきところに納まるよう整理整頓に貢献しています。
トップライトからの光が差し込むテーブルで楽しく食事ができる共同キッチンができました。
いかがでしたか?
不明点はお気軽にお問合わせください。
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どうぞ、じっくりご検討ください。