昨日JIAの全国大会で建物の保存問題のシンポジウムを聞く。
ただ、周りを見渡すと、お年寄りばかり。
この手の話題ではどうしても高齢者の参加が目立って、若い人は殆ど居ない。
でも、それはわかる気がする。
若い人は、未来に希望を見たいから「新しさや可能性」に関心が強く、高齢者は懐かしい思い出や過去の「生きた証」を大切にするから。
保存問題に若い人の関心が少ないのは致し方ないとも思う。
そのシンポジウムで、花田佳明さんが日土小学校の保存再生について報告していた。
日土小学校は、今年の8月に見て来たばかりの学校。
http://kankyo-y.jp/blog/2012/08/22/%e5%85%ab%e5%b9%a1%e6%b5%9c%e3%81%ae%e6%97%a5%e5%9c%9f%e5%b0%8f%e5%ad%a6%e6%a0%a1%ef%bc%88%e6%84%9b%e5%aa%9b%ef%bc%89/
この学校は現役バリバリで今も使われている。
主に3棟あって、建物の正面向かって左にオリジナル(竣工時)に復元した校舎、中央は一部改築した校舎、右に新築で建てた校舎が並んでいて、それぞれ渡り廊下で繋がっている。
花田さんは上手い事を言っていた。
「3棟を繋ぐ渡り廊下は、過去・現在・未来を繋ぐタイムトンネル」だと。
僕もリノベーションの仕事を数多くやっているが、建築を過去から現在、そして未来に繋ぐ橋渡しをしているのかもしれない。
画:hiromichi yasuda
