[三つ子の魂百まで]とは、3才で大凡の人格が形成されることを表した言葉で、一説によると源氏物語にその由来があるとか。 よく言ったもので、僕の息子も昨年暮れに3才になったが、人格はほぼ確立してきた。 喜怒哀楽だけで無く、我を通す自己主張が強くなって来たし、思いやりや優しさも芽生えつつある。 語彙も飛躍的に増えて話の内容が日々変わって行く。毎日が驚きの連続である。 思うに、3才というは人間の心の基本構造というか核のようなものが整い揃う年齢で、もう充分に彼は彼以外の何者でもない、と。 画:hiromichi yasuda