今日、斉藤裕さんの「日本建築の形Ⅱ」が届いた。
JIA MAGAZINE (JIAの機関誌)で斉藤さんのインタビュー記事を読んでいたら「日本建築の形」が無性に欲しくなったので、内容を確かめもせずネットで衝動買い。
でも、最近ではベスト3に入る上等な買い物になった。
例えば、巻頭で斉藤さんの次のようなエッセイがある。
「古来、建築の形が変わるとき、そこにはかならず新たな人の流れがあった。・・・(中略)・・・既存の社会階層が崩壊し、振興層が台頭する。時代の過渡期、社会の変動とともに新たな建築が誕生した。・・・建築は新しい思想や信仰、美学を展開する舞台であった。」
歴史好きな人間には、こんな文章を目にしただけでもうメロメロである。斉藤さんの写真が素晴らしいのは、このような歴史観を持つからかもしれない。
「日本建築の形」は2冊でセットだから、
早速「日本建築の形Ⅰ」も買う予定である。