「学ぶ」の語源は、「まねぶ」から来ているという。
「学ぶ」と「真似る」はもともと区別が無かったそうだ。
モーツアルトは、それまでの全ての音楽家やその音楽様式は真似ることが出来ると豪語して実際に真似して見せたそうだけど、その先にあのような独創的な曲が生まれた事はあまり話題にならない。
「真似る」というと、僕らは、なんか後ろめたいようなやましい気持ちになるけれど、真摯に学びたいのならまず真似る事から始めるのが重要かもしれない。
最近、子供が、僕のマネをするようになった。
「あ」と言うと、「あ」と言い、花に水をやると、花に水をやるマネをする。
先日は、耳かき棒を持って、耳に近づけてなにやらごそごそ耳をかく仕草をしていた。
(テレビを見ながら)耳掃除をする僕を観察してのことだろう。
また真似してるな・・・と思いつつ、よく見ると、耳をほじる仕草と共に口をポカンと空けた、いかにもアホ面だった。
・・・・・やれやれ
画:hiromichi yasuda