心地よい一日  2017/03/06

建築計画学

大学で僕は「建築計画学」の研究室で卒業論文を書いた。

計画学は明治時代に西洋の建築教育を取り入れて始まる訳だけれど、特に第二次大戦後に発展を遂げる。
新しいビルディングタイプ(*1)が次々登場してその標準化が要請されたり、住宅不足や居住環境の改善が必用とされたりで、国とか民間を問わず社会から計画学系の研究が重用された。

計画学に対する期待は、1950年代から60年代をピークに、徐々に下降線を辿ることになる。特に1990年代からは、僕の周りではもう計画学はいらないんじゃね?的な雰囲気もあった。

ところが、最近、また計画学が面白くなってきている。
ただし、それは建設の計画学ではなくて・・・なんと言うか、活用の計画学とでも呼べるようなものに変わってきている。

 
画:hiromichi yasuda
ビルディングタイプ(*1)
構成や形式がある特徴をもつ施設の類型。
図書館・美術館・学校・オフィスビル等々

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA