最近、住宅や賃貸住宅のリノベーションについて相談を受けることが多くなった。
中には、まだ築10年に満たない物まであって、おや？ と思ったのだけど、徐々に（賃貸）稼働率が落ちているのだそうだ。
調べてみると、2013年で既に13％は空き家で、20年後には30％を超える、という予想まである。
空き家の問題はいろいろ言われているので繰り返さないけれど・・・・でも、問題ばかりではない。
例えば、僕の場合。
借家住まいだと「より条件の良い住戸」を「より安く」借りる事ができる。
設計者は、中古住戸の性能やデザインよりは「良い」ものを、新築よりは「安い」価格でリノベーションするアイデアを惜しまないだろうし、供給過多による競争原理もはたらくし。
画：hiromichi yasuda