工学院で、バーティカルレビューに参加した。
バーティカルレビューを簡単に説明すると、1年〜4年生の各設計課題の優秀作品を一同に集めて、外部の講師を呼んで講評する会。1年〜4年では実力も課題の傾向も違うから、講評する先生たちも大変である。
ゲスト講評者として、中津秀之さんと、永山祐子さんが来られていた。それぞれハッとする講評をされて、学生さんもそうだけど、僕もいろいろ勉強になった。
ところで興味深かったのは、まちづくり設計、建築設計、インテリア設計、構造設計・・・等々、課題が多岐にわたり、「ジャンル」や「スケール」が違う設計を一通り学ばせている事。
「ジャンル」は言うまでもなく「スケール」が違うだけで、設計が扱う題材が違ってくる。
例えば、インテリア設計では[素材]が重要になって、授業では、木や金属などの素材に触りながらスタディを進めたらしい。
手で触れる距離から始まる空間づくりは、学生にも是非身につけてもらいたい。
画:hiromichi yasuda