心地よい一日  2016/07/06

ダイニングキッチン(DK)について

ダイニングキッチン(以下DK)について、改めて勉強している。
DKで起こることがらは、人の行為を扱う設計者にとって、気が付く事が盛りだくさん、だから。

ルイスカーンという建築家は、空間はいろいろ有るけど、畢竟サーブドスペース(サポートされる空間)と、サーバンドスペース(サポートする空間)に集約される、と言った。DKは料理を作る(サポートする)事と料理を食べる(サポートされる)事が同時に起こる空間である。

つまり、DKを設計する時は、サービスする立場(機能性)からも、サービスされる立場(アメニティ)からも共に考えなければいけない。それが、気が付く事が盛りだくさん、という意味である。

幾つか書籍を読む中で、「暮らしを楽しむキッチンの作り方」(*1)が最も参考になった。

[はじめに]で、著者の阿部さんは、
「料理を楽しむ。器を楽しむ。グッズを楽しむ。食べる事を楽しむ。会話を楽しむ、一緒に楽しむ。キッチンは、暮らしを楽しむ人たちが長時間過ごす居場所になった・・・」
と言っている。

阿部さんの設計するキッチンは、いろいろな事を教えてくれる。

(*1)著者:阿部勤・安立悦子 彰国社 2014年12月10日発行

水に流す

画:hiromichi yasuda

 

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